包茎手術 仙台中央クリニックTOP > 陥頓包茎の整復
高度の包皮輪狭窄型の包茎で、無理に包皮を翻転すると、陰茎がきつく締め付けられるために、包皮が腫れて戻せなくなることがあります。激しい痛みを伴うこともあります。これを陥頓包茎の腫大といい、緊急整復や緊急手術が必要になります。多くの場合、自己整復は困難で、様子を見ていても改善することはありません。すぐに専門医を受診していただくのが良いでしょう。
性行為で無理に包皮を翻転させることで、陥頓包茎が誘発されることがあります。狭い包皮輪に締め付けられ、包皮が腫れて、亀頭を包皮内に戻せなくなります。激痛があると共に、血流障害を起こします。整復が出来たとしても、精神的なダメージが大きく、女性に対して消極的になってしまう傾向があります。陥頓包茎の腫大が再発するリスクを減らすために、根治的な包茎治療が勧められます。
高度の包皮輪狭窄のある症例では、自己判断による治療が、陥頓包茎の腫大を誘発することがあります。包茎は自力でも治せる、包茎は切ってはいけない、などの情報を信じて、高度の包皮輪狭窄を無理に翻転させた場合、陥頓包茎の腫大が起こることがあります。陥頓包茎の腫大になってしまうと、緊急整復が必要になるため注意してください。間違った情報を信じて包茎を自力で克服する試みは危険を伴います。専門医の元で治療することが必要です。
剥けにくい包皮を無理に剥いた場合、狭い包皮輪によって強く締めつけられ、もとの状態にもどらなくなってしまいます。締め付けが長時間に及ぶと、血流が阻害されるために、包皮や亀頭は浮腫み、痛みを伴います。亀頭を包皮のなかに用手的に戻すことを試みても、うまくいかない時は、緊急整復が必要になります。緊急を必要としない場合でも、将来的に陥頓包茎の腫大を起こしそうな症例では、包茎手術を行うことをお勧めすることがあります。包皮輪を完全に除去しないと陥頓包茎の腫大が再発する可能性がありますので、包皮切除のデザインは注意が必要です。
24歳、未婚。陥頓包茎の腫大に対する緊急整復
症例経過:陥頓包茎の腫大で包皮を戻せなくなった症例です。包皮輪狭窄タイプの包茎で、強い締め付けが有りました。平常時には無理をすれば何とか包皮を翻転することができましたが、無理には包皮を翻転しないようにして生活していました。今回、風俗で無理に包皮を翻転させられてしまい、その後痛みが続いていました。包皮が、徐々にリング状に腫れてきた為に、どのように対処して良いかわからなくなり、仙台中央クリニックに御来院いただきました。診察したところ、包皮輪狭窄型の包茎で、陥頓包茎の腫大の状態でした。今後の再発の危険性を考え、陥頓包茎の腫大の緊急手術を行うことにしました。手術では陥頓包茎の腫大を取り除いた後に、包皮輪狭窄を含めた余剰包皮を切除して整復しました。
症例解説:陥頓包茎の腫大は強い疼痛を伴うものの、恥ずかしさの為に、直ぐに医療機関を受診しない方がいらっしゃいます。受診するまで数日が経過することもあり、そうした場合、包皮や亀頭の腫大は進行していきます。その状態を放置すると、腫大した部位が瘢痕化してしまうために、早めの治療を要します。自分でどうにかしようとせず、専門の施設で適切な治療を受けることが必要です。陥頓包茎の腫大の治療後、陰茎が不自然な形になるリスクやデメリットを認めることがあります。術前に十分な説明を受けてください。
25歳、未婚。陥頓包茎の腫大に対する緊急整復
症例経過:包皮輪の狭窄が強く剥け難かった症例です。今回、性交渉の際に強引に剥いて、包皮が戻らなくなってしまいました。経過観察をしていましたが、徐々に包皮の腫れが強くなってきたので心配になり仙台中央クリニックに御相談いただきました。診察したところ、包皮の内板側が腫れており、戻らなくなっていました。今後もこのようなトラブルが再発すると考えられ、再発が起こらないように、出来る限り根治的に治療しました。包皮輪及び腫大した余剰包皮を除去して、亀頭が露出した状態にしました。
症例解説:包皮輪の強い狭窄があると、陥頓包茎の腫大に移行し易く、日常生活においてトラブルが生じることがあります。腫大が起こってしまうと、改善することは無く、腫大は進行していきます。恥ずかしくて、人に相談し難い為に、どうしていいか分からなくなり、しばらくの間、放置される場合もありますが、自己整復は、ほぼ不可能ですので、早めに医療機関を受診することが必要になります。陥頓包茎の腫大の治療後、内出血や細菌感染のリスクやデメリットを認めることがあります。術前に十分な説明を受けてください。