包茎手術 仙台中央クリニックTOP > 包茎手術をしたのに被る
医学的には、勃起時に亀頭が露出されない状態を包茎と言います。勃起時に露出されていれば医学的には問題はありません。しかし一般的には平常時に被っていると、美容面や衛生面で問題となることがあり、包茎と認識されてしまいます。包茎手術をして勃起時に亀頭が露出されるようになったけれど、平常時に亀頭が露出されないので治療してほしいという御相談をいただいています。
包茎手術は勃起時の状態を考慮して包皮を切除する範囲を決めます。勃起時に突っ張らない範囲が適切な包皮の切除範囲ということになります。平常時と勃起時の陰茎サイズに差がある場合は、平常時に被ってきて、包茎の状態になってしまうことがあります。埋没症例や肥満症例、老人症例では、被り易くなることがあり、包皮切除だけでなく追加治療が必要になることがあります。
埋没陰茎とは、陰茎が下腹部に埋もれる状態を言いますが、その場合、包茎手術を行っただけでは完全な亀頭の露出が困難なことがあります。陰茎が体内に埋もれているため、包皮が押し出されてしまうために被りやすくなります。また、座った時や前かがみになった時だけ包皮が被ってしまうこともあります。このような状態には、長茎手術が有効です。
肥満体質の方は陰茎が短い傾向があります。下腹部の皮膚が垂れ下がり、脂肪に埋もれるので、陰茎は本来よりも短く、包皮も長く見えてしまいます。包茎手術をしただけでは陰茎が埋もれてしまい、被る状態になってしまいます。
加齢により組織が萎縮することはよく知られています。それは男性器も例外ではありません。男性器の細胞は、年齢と共に、機能低下が起こり萎縮していきます。陰茎が小さく萎縮していくために、包茎手術をしたのに被ることがあります。
陰茎の収縮や縮こまりが原因で包茎手術をしたのに被ることがあります。寒い時や緊張した時にペニスが縮こまり小さくなって包皮が被ります。治療法は、体内に埋もれているペニスを体外に出す長茎手術、亀頭や陰茎を大きくする増大手術が有効です。
包茎手術を受けていても、年月が経過し包皮が弛み、被ってくることがあります。身体は時間とともに、外見的な変化をもたらします。皮膚の張りが消えしわが増え、顔や頬の皮膚も弛んできます。それと同じで包皮が弛むことはあります。少しずつ亀頭が包皮に覆われて、包茎の症状が表れます。このようにして若いときに包茎手術を受けた方が、歳をとってから包茎になるということがあります。
亀頭の先細りが原因で、包茎手術をしても被りやすくなることがあります。亀頭が小さく先細りの場合、亀頭の引っかかりがなく、包皮が前へスライドするために被りやすくなります。元々亀頭がかなり小さい場合や、加齢により亀頭の張りがなくなってきた場合には、治療の対象になります。
余剰包皮の切除が適切に行われないために、包茎手術をしたのに被ることがあります。その際には、再度、適切な包皮切除を行うことにより、症状は改善します。切除する包皮を見誤り余剰包皮を残してしまわないように、適切な計測が求められます。
バックカット法とは、余った包皮を陰茎の付け根の部分で切り取る包茎手術で、傷跡が根元になるため陰毛で隠れて目立ち難い利点があります。しかし期間の経過と共に、再度かぶってくるケースが多く御相談をいただくことがあります。そのような症例では、バックカット以外の方法で再手術を行う必要があります。
34歳、未婚。包茎手術をしたのに被る
症例経過:10年前に包茎手術を受けた症例です。手術したのに包皮が被ってしまい不満が残る結果になってしまいました。包茎手術を受けたクリックに相談しまいたが、ペニスが体内に埋もれている重度の包茎であるため、再手術しても完全に剥けないと言われ、治療はしてもらえませんでした。何ヵ所か別のクリックに相談しても同じような回答ばかりで満足が得られませんでした。何とか再手術をしてもらいたくてインターネットで検索を行い、仙台中央クリニックを知り受診していただきました。診察したところ、陰茎が体内に埋もれる埋没陰茎でした。手術は陰茎堤靭帯を補強して埋没している陰茎を体外に引き出し、包皮が被らないようにしました。
症例解説:コンプレックスをなくすために受けた包茎手術にもかかわらず、包皮が被ってしまうという事で御相談をいただいています。包茎手術したのに被るという状態は、余剰包皮とは別の要因も関係していることがあります。包茎手術と同時に、他の手術も併せて行う必要があります。他の手術と組み合わせることで、包皮の被りが改善されます。包茎手術と他の手術を併用する場合、手術による腫れや出血の可能性が高くなるリスクやデメリットを認めることがあります。術前に十分説明を受けてください。