包茎手術 仙台中央クリニックTOP > 包皮の癒着・癒着性包茎 > 包皮癒着が進行
包茎を放置すると炎症が慢性化し包皮と亀頭が癒着することが有ります。包皮と亀頭の癒着は、痛みを生じ、性交渉の障害を生じ無視できない問題です。異常を感じたら適切な医療機関での診断と治療を受けることが、健康維持にとって重要です。
糖尿病が包皮の癒着を進行させることが多く認められます。糖尿病を患うと免疫に関わる細胞の機能が低下し、亀頭や包皮の炎症が慢性化し、亀頭と包皮の癒着が強くなります。特別なケースではあるものの、糖尿病を患っている人は包茎の悪化に気をつける必要があります。
生活習慣病が包皮の癒着の原因となることが有ります。動脈硬化や高血圧といった病態は、皮膚の健康維持ための必要な酸素や栄養が適切に供給され難くなるからです。亀頭包皮炎等の炎症が完全に治癒しきれず、結果として癒着が生じ進行していきます。
包皮の清潔を維持することは癒着の予防に重要ですが、清潔を保つために過度な洗浄を行わないよう注意することが必要です。過度な洗浄は逆に皮膚の乾燥を引き起こし、皮膚トラブルを招く可能性があります。また、亀頭と包皮が癒着している部分を無理に剥こうとせず、無理な力を加えないことが大切です。無理に剥くと、包皮や亀頭を傷つけ、出血を伴う痛みを引き起こします。
癒着を強引に剥く試みは、出血や痛みを伴う可能性があり、包皮や亀頭に損傷を与え、最悪の場合は亀頭に形状の変化が起こる可能性もあります。癒着は包茎の原因として捉えられることが多いですが、癒着を放置することで炎症や性感染症、さらにはED勃起不全なども引き起こす可能性があり、早期の治療が重要です。
包皮の癒着が進行した場合、包茎手術が必要となります。癒着部分を剥離した上で、余分な包皮を除去します。衛生状態が改善し、痛みが消失します。通常の包茎手術と比較して、亀頭痛が継続する場合が有ります。
44歳、既婚。包皮癒着性包茎、包茎手術、長茎手術
症例経過:糖尿病で包皮癒着が進行した症例です。1年前に糖尿病を発症し、その後包皮の亀裂を繰り返すようになって、癒着が進行してしまいました。血糖値が安定すれば治ると、様子を見ていましたが、亀頭の露出ができなくなってしまい、仙台中央クリニックを受診されました。診察したところ、包皮と亀頭に重度の癒着があり、陰茎は下腹部に埋没していました。陰茎堤靭帯を補強することにより、埋没していた陰茎を体外に引き出して埋没陰茎を改善しました。その後、癒着していた包皮を丁寧に剥離し、亀頭を形成し、余剰包皮を切除し亀頭直下で縫合しました。亀頭が露出し、洗浄出来るようになり衛生状態が良くなりました。
症例解説:糖尿病は、包皮癒着の大きな原因です。糖尿病により癒着が進行し真性包茎になることもあります。癒着は年月が進めば進むほど強固なものとなるために、早めに包茎手術を受けることが望ましいといえます。特に重度の包皮癒着は、専門のクリニックの受診をお勧めします。包皮癒着剥離は、術後は患部の腫れや内出血が続くリスクが有ります。