包茎手術 仙台中央クリニックTOP > 重症包茎に対する手術 > 重度包茎の問題点
重症包茎は、軽症の包茎と比較し多くの問題を抱え、場合によっては治療を引き受けてもらえないことも有ります。しかし放置してしまうと、臭いが強くなったり、雑菌が繁殖して炎症を起こしたりするなどの悪循環に陥ります。重症であればあるほど、早めの治療が望まれます。
嵌頓包茎は、包皮口が十分に広がらなかった場合に発症します。皮の入口が狭いにも関わらず、亀頭部分を無理やり露出させようとすると、戻らなくなり陰茎が強く締め付けられます。包皮が戻らなくなると、陰茎や亀頭に強いダメージを生じてしまうため、注意が必要です。
重度包茎を放置すると恥垢が溜まって、炎症を起こすことがあり、その状態を亀頭包皮炎と言います。亀頭や包皮に細菌が感染することによって起こる皮膚炎です。発症すると包皮の皮膚が赤くなり、ニキビのような赤い斑点やただれが見られます。強い痒みや痛みを伴う場合もあります。
埋没型陰茎とは、下腹部に陰茎が埋没している状態です。一般的な包茎よりも包茎の症状としては重い傾向にあります。陰茎が埋没しているために、亀頭や陰茎は洗浄し難く、不衛生で悪臭を放ち易くなります。かゆみや炎症も起き、性感染症に罹患することも有ります。
糖尿病性包茎は、放置すると包茎が進行してしまいます。自力で簡単に皮を剥ける仮性包茎であったものが、包皮口が固くなって狭くなり嵌頓包茎に進行し、さらには真性包茎になってしまいます。包皮内をしっかり洗浄できないため不衛生になり、炎症や亀裂のリスクが高まります。外見や機能性についてのコンプレックスが強まり、精神的にも落ち込むこともあります。糖尿病の方は自分自身で包茎が進行していないかを把握することが大切です。
重症包茎は通常の包茎と比較して手術の難易度が上がります。亀頭のすぐ下の余分な皮を取り除き、亀頭直下の目立たない部位で縫合する方法ですが、亀頭と包皮の内板が癒着している場合、剥離する必要が有ります。また狭窄部を完全にする除去する必要が有り、もし狭窄部を残すと、腫れが引かないことが有ります。包皮の亀裂や炎症部位を切除する必要が有ります。
29歳、既婚。包茎手術、埋没陰茎修正
症例経過:包皮に裂傷を起こし包皮輪狭窄が強くなった重症包茎症例です。3年前から包皮に亀裂が入るようになり、包皮口の狭窄が進行しました。勃起時に締め付けられて痛みを伴うようになった為に、仙台中央クリニックに御相談いただきました。診察したところ、包皮の強い絞扼と包皮の亀裂が認められました。埋没していた陰茎を体外に引き出し、包皮輪狭窄や炎症部位を含む余剰包皮を切除し、亀頭を露出しました。包皮の締め付けがなくなり、痛みから解放されました。
症例解説:包皮輪狭窄が強くみられる包茎は、炎症や亀裂に伴って絞扼が進行することが有り、注意が必要です。無理に包皮を剥くと、血流障害を引き起こす可能性があるので、治療が推奨されます。包茎手術の難易度が高くなりますが、適切に治療すれば、炎症や亀裂、絞扼から解放されます。重度包茎の手術は細菌感染などのリスクが有ります。